設立10 周年記念行事
2009年2月21日(土)行われた、自給ネットの10周年記念祝賀会に合わせて、今までの10年の活動のあゆみがつまった「10周年記念誌 たねをまく」が発行しました。
10周年記念誌 たねをまく
記念誌より一部抜粋してご紹介します。
発刊に寄せて 代表 藤﨑史夫
10年のあゆみ
自給ネットを語る 理事会座談会
設立10周年記念祝賀会報告
10周年記念事業プロジェクト 泉屋めぐみ
2009年2月21日(土)
札幌市ユキビタス協創広場U-cala
当日は春先の暴れん坊に見舞われ、朝から吹雪模様となりました。遠方の会員6名が出席不可能という連絡の電話が・・・。会場は地下鉄駅前のお陰で市内近郊の会員さんは、雪のお土産を持参して来てくださり祝賀会はスタートしました。会場内ではこれまでの10年の歩みを振り返る数々の写真が映像として大型スクリーンに映し出されています。産地見学や交流ツアー、各プロジェクトの活動、毎年開催されるフォーラムなど、各イベントに参加した会員や子どもたちの輝く笑顔、懐かしい顔、新しい顔。会場内で参加者は、うなずいたり驚いたり笑ったりしながら見入っていました。
祝賀会は藤﨑代表の挨拶から始まり、団体会員江別製粉の佐久間良博さんからスタート当時のなつかしい経緯を盛り込まれたお祝いの言葉を頂きました。引続き壁2ヵ所の大型スクリーンには自給ネットワーク10年のあゆみが流れ、大熊事務局長の解説でこれまでの活動がさらに興味深く、感慨深いものとなりました。
自給ネットが初めて手がけた事業「大豆トラスト」の生産地北村砂浜地区21世紀協議会の渡辺信一郎さんの乾杯で祝宴が始まりました。食の自給ネットワークならではの料理がところ狭しと並べられました。なんと!!! 生産者、加工メーカー、消費者会員の方々からたくさんの食材を提供していただき、その食材を生かした料理の数々、炊き込みご飯、牛蒡のから揚げ、じゃがいものグラタン、大根の北海煮、青豆のサラダ、焼き白菜サラダ、ラーメン春巻と本当にたくさん並んだのでした。当然、デザートも。「りんごの白いムース」、数種のケーキ、「カップ入り冷麦」、ジュースにワイン等など。おなか一杯になり食べ切れないほどでした。様々な食材を生かしてこんなにたくさんの種類のお料理を一度に食べるチャンスはそんなにあるものではありません。あらためて食材を提供してくださった皆さんにお礼を申し上げます。『本当にごちそうさまでした。』
スタッフ紹介では自給ネットワーク活動を支えるメンバーが紹介され、会の重層的な広がりを実感しました。紹介は活動を楽しんでいる様子が伝わり、スタッフ希望に手を挙げる人が出てくる雰囲気で期待ができました。
祝賀会の楽しみのひとつであるミニコンサート。この悪天候の中を大きな楽器を携えて来て下さった札幌フィルハーモニー管弦楽団の男女4名の奏者は、祝賀会のために結成された「室内四重奏団」です。なんと優雅で贅沢な時間でしょうか!!! 祝賀会で是非実現させたい企画でした。札幌フィルハーモニー室内楽団のみなさんに感謝の気持ちで一杯です。おいしいものと素敵な音楽、ホントにホントに幸せな時間でした。
会場ではあちこちで歓談の花が咲いていました。知り合い同士はもちろんのこと、初めての人とも同じ自給ネットワークに集う仲間として話の題材は尽きないようで、プログラムの進む中で司会者の鈴木さんの声が聞こえないこともしばしばです。「ここに来ればきっと会えると楽しみに来たのよ。」と語り合う人も少なからずいて、ここでも自給ネットワークの10年の時を味わい、同じ思いを共有する仲間がいる幸せを感じました。皆でこの思いをさらに広げていかなくてはならないと強く思いました。
10周年記念祝賀会は、あっという間の3時間でした。自給ネットワーク活動を大局から眺め支えてきてくださった前監事の黒澤信次郎さんの乾杯でお開きの後、楽しさをそのまま記念写真に封じ込めました。食べ切れなかったお料理とインクの匂いも残っている出来立ての「10周年記念誌 たねをまく」をおみやげに、楽しかった会場を後にしました。次は20周年?! という声も・・・・・。