2012年度 食育プログラム

まるごと学ぼう!食育講座2012

作って食べて たべもの博士!~大地と海からのおくりもの 栄養たっぷり「旬」の食べ物~
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2004年から始め、今年で9年めになる食育講座。今年度は「旬」をテーマに、6月から11月の6ヶ月間、毎月1回土曜日に行いました。受講生は23名。札幌市内の小学校3年生~6年生の子どもたちです。
講師およびスタッフは20名。農家さん、漁師さん、プロの料理人、大学の先生、フードコーディネーター、野菜ソムリエと多彩です。子どもたちは「旬」の食べ物のおいしさや栄養について学んだのは勿論のこと、食べるというのは「命」をいただいているという事や、食は環境問題とつながっている事、食器の洗い方、食事のマナーなども学びました。

楽しく、おいしく、真剣に学んだ全6回の講座の様子を紹介します。

第1回講座 「料理の基本から学んじゃおう」

6月23日(土)10:00~15:00

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 フードプロデューサーで食育講座のスタッフでもある青山則靖さんを講師に、ごはんの炊き方、昆布と削りのだしの取り方、包丁の使い方などを習いながら、ごはん、みそ汁、イカと野菜のあんかけ、かぶの漬物を調理しました。イカをさばくのに悪戦苦闘しながらも出来上がった料理のおいしさに、大満足の子どもたちでした。

 

第2回講座 「くらべてみよう 味と栄養」

7月21日(土) 10:00~15:00 

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フードコーディネーターで食育講座のスタッフでもある範国有紀さんを講師に、地場産の旬の食材を使って夏にぴったりの、冷汁、まぜごはん、トマトと豚肉の炒め物、酢の物を調理しました。午後は範国さんから、旬とそうじゃない時期の野菜の栄養とおいしさの違いや、価格の違いについて教えてもらいました。トマトの食べ比べもして、子どもたちは味の違いにビックリ!

第3回講座 「いざ、鶏と野菜たちの農園ワールドへ!」

8月25日(土) 8:15~16:00

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今回は岩見沢市にある白石農園を訪ねての現地学習です。平飼いの養鶏と有機栽培で野菜を作っている白石農園で、子どもたちは鶏小屋で卵を取り、畑でたくさんの野菜を収穫しました。お昼は収穫した野菜と卵で作ったスープカレーと温泉卵。スープカレーに入っている鶏肉が昨日まで鶏小屋にいた鶏だと知り、卵や鶏、野菜などの「命」をいただいていることを深く実感した子どもたちでした。

第4回講座 「北海道の旬な魚たち」

9月29日(土) 10:00~15:00

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日高町の漁師、石崎忠幸さんを講師に迎え、鮭とホッケのさばき方、イクラのばらし方を実演しながら教えてもらいました。
その後、子どもたちは一人一匹ずつホッケをさばき、ホッケの煮つけ、キャベツとホッケのオーブン焼き、石狩鍋、ごはんを調理しました。魚は苦手という子も多くいましたが、見事に料理し、おいしく食べて、すっかり魚好きに。午後は石崎さんから漁業のお話を聞いて、お魚博士になった一日でした。

第5回講座 「北海道の豆は日本一!」

10月27日(土) 10:00~15:00

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野菜ソムリエで食育講座のスタッフでもある吉田知子さんを講師に、今が旬の北海道の豆を使って、黒千石の豆ごはん、豆乳仕立てのカボチャだんごとキノコのおつゆ、豆入り筑前煮を調理しました。
午後は吉田さんから北海道で作られている豆の種類や生産量の多さ、栄養の高さを学び、3種類の豆の食べ比べをして、豆のすごさを改めて知った子どもたちでした。

第6回講座 「旬とからだの不思議なつながり~おすしでパーティーをしよう」

11月24日(土) 10:00~15:00

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今年度最後の食育講座は、子どもたちが班ごとに自分達で考えたおすしを作り、みんなで食べて修了をお祝いするという内容でした。今年講座で学んだ知識や、料理の腕の見せ所です。見違えるほど上手になった手さばきで子どもたちはおすしを作り、この日参加したお父さんお母さんと一緒に食べました。午後は藤女子大学准教授で食育講座のスタッフでもある菊地和美先生から、旬のものを食べると身体に良いというお話を聞き、6回の講座の振り返りをしました。最後に子どもたちに修了書を授与し、みんなで記念撮影をして今年度の講座は終了しました。「また来年も来るよ」「6年生だから今年で最後・・ちょっと寂しいな」様々な感想を残し、スタッフに見送られて子どもたちは巣立っていきました。

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