2015年度 種プロジェクト

2014年度は注目を集めつつある札幌発祥のタマネギ「札幌黄」の生産者を訪問するなどしましたが、2015年度も引き続き伝統野菜に関する学習会や現地見学会などを行います。市内には新たにキャベツの「札幌大球」、「札幌大長ナンバン」、枝豆の「札幌ミドリ」などを作付けする生産者も出てきました。伝統野菜に取り組み始めた生産者との交流などを企画します。

またここ数年食味が向上し道内外で人気が出ている「ゆめぴりか」などの道産米(水稲)ですが、良質な道産米を維持し続けている種子の管理や栽培などについても専門家を招いた学習会を開きます。

活動報告
3年目となった「種プロジェクト」は6月に札幌市農政部の三部英二部長を講師に招いて「北の伝統野菜」をテーマに講演してもらいました。その土地や暮らし、風土に守り育てられてきた「伝統野菜」は究極の地産地消ともいわれます。札幌でもタマネギの「札幌黄」、キャベツの「札幌大球」、イチゴの「サトホロ」など、札幌の土地に合った農産物が栽培されてきました。これらは一時はなくなりかけていましたが、地産地消の活動が広がるにつれて生産者や消費者の間でも見直されてきました。

講演では特に注目を集めている「札幌黄」を中心に、そのルーツから現在の生産者の取り組みなどを、映像を交えながら分かりやすく解説してもらいました。「札幌黄」は札幌の人口急増による宅地化などで、市内の生産者は10戸ほどに減ってしまいましたが、三部部長は過去の農産物にするのではなく、「札幌黄」が日々の生活の中でいつまでも食卓をにぎわす野菜であり続けてほしいとお話しされました。

日時 2015年6月13日(土) 13:30~16:00
会場 かでる2・7
タイトル 「北の伝統野菜」
講師 札幌市農政部 三部英二部長
参加者 40人
6月 「北の伝統野菜を守り育てよう」学習会を開催
 

Copyright(c) 2013 NPO法人北海道食の自給ネットワーク All Rights Reserved.