連続講座「おとなの食育トーク」2016年度
忙しい現代社会の中で、「おとなこそ食育が必要なのでは？」という視点で、新しい講座を企画しました。また、食に関心を持つおとな世代へ広く参加を呼びかけることで、「北海道食の自給ネットワーク」の組織と活動を知ってもらうことも目的のひとつとしました。
講座は、食や健康の分野で活躍しているゲストを迎え、大熊久美子事務局長がインタビューする形式にして3回シリーズで開催。1回目のゲストは、スローフードを中心にさまざまな食の活動にたずさわっているすずきももさん。2回目は、自給ネットワークの食育プロジェクトにも関わってくれている範國有紀さん。3回目は、アレルギーや化学物質過敏症に詳しい渡辺一彦さん。食生活→調理・栄養→医療と3つの方向から「食」の問題を考える連続講座としました。
各回のテーマに沿ったトークのあとに、会場からの質問に答えるフリートークにしたところ、参加者からたくさんの質問が寄せられました。アンケートもほぼ全員から回収することができ、内容への感想や関心のあるテーマなど参考になる意見が多く、おとなにも“食育”が必要であることを再確認する講座となりました。ただし、一般参加者は多かったものの、自給ネットワークの会員増にはつながらなかったので、講座終了後の対応やフォローが課題となりました。
2016年度 活動内容
第1回 ＜テーマ＞ひとりごはん、一緒ごはん～ごはんからつながる食の世界～
日時：8月27日（土）13：30～15：30
場所：かでる2・7
ゲスト：すずきもも氏（絵本作家、イラストレーター、スローフードさっぽろ代表）
参加者：28名（講師2名、一般20名、会員6名）
第2回 ＜テーマ＞自分にとって身体も心もよろこぶ食生活を見つけよう
日時：9月24日（土）13：30～15：30
場所：かでる2・7
ゲスト：範國有紀氏（料理研究家、栄養士）
参加者：27名（講師2名、一般18名、会員7名）
第3回 ＜テーマ＞急増する おとなのアレルギー ～今、食生活で気をつけたいこととは～
日時：10月29日（土）13：30～15：30
場所：かでる2・7
ゲスト：渡辺一彦氏（渡辺一彦小児科医院院長）
参加者：44名（講師2名、一般36名、会員6名）
