私たちを不幸にする世界の食糧システム

自給ネットワークは、さっぽろ自由学校「遊」、ТPPを考える市民の会とともに主催団体として「私たちを不幸にする世界の食糧システム」と題したフォーラムを開きました。第1部では、アジア太平洋資料センターの佐久間智子理事が、巨大グローバル企業が支配する食料流通の矛盾と不公平さを浮き彫りにしました。第2部では、同センターの内田聖子事務局長がTPP(環太平洋連携協定)の進捗状況を説明し、佐久間氏との対談の中でTPP交渉の問題点の数々が焙り出されました。参加者は海外に頼る食料供給でなく地産地消の取り組みの大切さと、TPP参加による問題の大きさを改めて感じていました。

日時   2014年2月15日(土)13:45-16:45
場所   札幌エルプラザ 大ホール
タイトル 「私たちを不幸にする世界の食糧システム~つくられた肥満と飢餓~」

第1部       講演「世界の食のしくみと未来への提言」
第2部       対談「TPPでどうなる?私たちの食糧事情」

参加者  200人
参加費  500円

当日の模様が下記サイトでご覧いただけます。

http://www.ustream.tv/recorded/43830980
http://www.ustream.tv/recorded/43832568

 

世界では8億人の人々が飢餓状況にあると言われていますが、
その一方で肥満に陥る人々も10億人に達します。
そして、その生産・流通・消費の過程では、大量の食糧が食べられることなく廃棄されている現実があります。
少数の巨大企業が世界の食品の生産と流通を支配しつつある現在、
TPP(環太平洋連携協定)により、さらにその動きは加速されようとしています。

フォーラムでは、世界に広がる食糧システムの現状と問題点を見つめながら、
希望の持てる未来のために、今私たちが選ぶべき道をともに考えていきます。

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