第3回 いのちはみんなつながっている 8/22(土)

今回は貸切バスで長沼町の「駒谷農場」へ行きました。行きのバスの中ではいくつかの花の写真を見て、「ナスの花はどれでしょう?」や「生まれたばかりの豚は何キロあるでしょう?」などクイズ形式の予習を行い、各班それぞれに農場で調べる宿題も出ました。

第3回 (6) 午前中は広い畑で野菜の収穫体験です。駒谷さんから野菜の収穫の仕方を教えてもらい、なすやレタス、オクラなどたくさんの野菜を収穫しました。もぎたてトマトをその場で食べ、「甘くて美味しい!」、「いつも食べているトマトと違う!」との声。見たこともないような大きい大根を引き抜いたり、力いっぱい人参を抜いて尻もちをつく子も。とうもろこし畑では、もぎたてピュアホワイトをそのまま生で食べて「甘~いっ!!」。そして、宿題にあ第3回 (7)第3回 (4)った「豚のおしっことうんちはどうするの?」の尿プールと堆肥場へ。子供たちは「くさ~いっ!」、でもそれは美味しく安全な野菜を作る大切な土になること、野菜はその畑の土の味であることを教わりました。それから駒谷さんのお庭(まるで果樹園)へ行き、ブルーベリーやプルーン、みんな初めてのベニスモモを果物狩りのように食べさせていただきました。天気が良く、広い畑をたくさん歩いて野菜を収穫した後のみずみずしい果物は格別な美味しさで、みんな大喜びでした。

第3回 (2) 昼食は自分たちで収穫した野菜で作ったサラダと豚汁を食べました。「いつも食べている野菜より、自分たちでとった野菜の方が何倍もおいしかった」、「採れたての野菜は味が濃かった」などの感想がありました。午後は子豚と触れ合い体験と駒谷さんのお話しを聞きました。子豚を見てみんな「かわいい~!!」。触ってみて「ザフザフしてる」(ザラザラフワフワとのこと)と面白い表現をした子や、抱っこして「思ったより重たい」との声も。この子豚は生後45日で、180日でお肉になること、私たちがお昼に食べた豚もこの農場の豚で、「命をいただいている」ということを教えてもらいました。その後、木陰の芝生の上でお肉になる豚の一生についてや、いのちはみんなつながっていること、循環型農業について学びました。また、私たちが今食べているものは10年後の自分の体を作ること、食べると言うことは自分への一番のプレゼントだということを教えてもらいました。子供たちは「豚は6ヵ月しか生きられないなんてとてもかわいそうだと思った。でも私たちはその豚を食べて生きているから感謝して食べたい」、「食べものはすべて命ということを教えてもらった」、「子豚もお肉になって人間に食べられて、人間の命になっていることに感謝しなきゃいけ第3回 (5)ないことを学んだ」などの感想がありました。子供たちは農業の大変さを知り、食べ物の大切さを実感したようです。

現地学習は、たくさん学んで食べて、美味しく楽しい充実した一日となりました。

 

 

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