2014年度 アニマルウェルフェア・ネットワーク(通称「あにふく」)

2014年度の活動計画に「楽食ラボ」として掲載していましたが、学生だけではなく広く会員からも参加を募り、さらには他団体とも連携しながら活動を進めた方が運動をより広げて行くことができると考え、表記の名称に変更し活動を展開しました。

自給ネットワーク会員および「楽食ラボ」のメンバーから要望の多かったアニマルウェルフェア(家畜福祉)を活動の柱にし、一般にはまだあまりなじみのないアニマルウェルフェアについて消費者の立場から学習し、情報を広めていくことを目的としました。

7月に行った第1回学習会では、飼育の実態や乳牛の生理に反した飼い方によって起こる異常行動、牛との接し方で乳量に差が出る事、また肉牛ではアニマルウェルフェアでよりおいしい肉になるなどのお話を聞きました。9月の第2回学習会では、少数の牛を大切に飼っている旭川の牧場「クリ―マリー農夢」を見学し、ストレスの無い牛から出る牛乳のおいしさを実感してきました。また、経済的な面からのお話も聞き、放牧で人の過重労働からの解放と農地の健全化、牛の復権が図れるメリットなども学びました。10月の第3回学習会では、行政から国として進めるアニマルウェルフェアを考慮した飼養管理指針についてのお話を聞きました。翌3月の第4回学習会では、アニマルウェルフェアの製品と市販品との食べ比べなどをしながら、参加した生産者、消費者、学識者で意見交換を行いました。

2014年度 活動内容
第1回学習会『不健康な動物から健全な食べ物は得られるか?NO.1』
日時:7月19日(土)13:30~16:00
場所:札幌エルプラザ
講師:瀬尾哲也氏(帯広畜産大学畜産学部講師)「消費者としてどんな家畜の飼い方を望むのか、を考えるために」
内藤圭子氏(安平町「内藤あんがす牧場」)「健康な牛はおいしい!」
参加者:28名

第2回学習会『クリーマリー農夢へ行こう!』(産地見学)
日時:9月21日(日)13:30~18:00
場所:クリ―マリー農夢(旭川市神居町上雨粉)
講師:佐竹秀樹氏(クリ―マリー農夢代表)
参加者:7名

第3回学習会『不健康な動物から健全な食べ物は得られるか?NO.2』
日時:10月25日(土)13:30~16:00
場所:札幌エルプラザ
講師:荒木和秋氏(酪農学園大学農食環境学群長)「牛たちはどのように生活し、生涯を終えるのか」中田剛司氏(北海道農政部生産振興局畜産振興課)「アニマルウェルフェアの考え方に対応した乳用牛の飼養管理指針について」
参加者:18名

第4回学習会『あにふく座談会~聞いて・食べて・考えて・話して・深めよう~』
日時:3月8日(日)13:30~16:00
場所:札幌エルプラザ
講師:佐竹秀樹氏(旭川市「クリ―マリー農夢」代表)
:内藤圭子氏(安平町「内藤あんがす牧場」)
:瀬尾哲也氏(帯広畜産大学畜産学部講師)
参加者:27名

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